〈1〉 ミュールで足音が大きくなるのを防ぐ
ミュールは足の前方を覆うだけで、かかとの支えはありません。
そのため、歩き方によっては、まず先に靴が着地して、次に足が着地します。ちょうど、カスタネットのようです。床との問に隙間が存在するのに、その靴の上に足が着いて体重がかかります。ですから、大きな足音になりがちです。
そこで、ミュールのときは普通の靴のときよりも、かかとの上げ方を小さくします。
やや弱く足指で床を蹴って足を空中に上げたら、なるべく低い位置で足を前に運び、かかとから確実に丁寧に着地します。いつもより、歩幅を狭くするといいでしょう。ひざをあまり上げないように心がけると、足音も小さくなり、エレガントな女性らしさが表現できます。