〈1〉 よい歩き方と悪い歩き方
よい歩き方としてまず大切なのは「歩いていて楽しい」ということ。
さらに軽やかに美しく見えることも望まれます。その上、歩くことでエネルギーを消費して、スリムになれれば最高です。そのためには、上手に関節や筋肉を使えるようにすることが大切です。
反対に、少し歩くだけで脚が疲れてしまう、足音が大きくてエレガントとは程遠い、雨の日にはスカートにまではねが上がってしまう・・・・・・。もし、街中でショーウインドウに映った自分の歩く姿を見て「あまりの格好悪さにがっかりした」なんてことになれば、それらは悪い歩き方といえるでしょう。
「歩く」ということは、走ることに比べてスピードやカラダの動きが小さいことが原則です。よい歩き方というのは、上半身は上下にも左右にも揺れが小さく、なるべく安定していることが必要です。下半身は、腰や股関節から末端にある足指の関節まで使いこなして、動きが滑らかでスムーズに前進できるのが理想的です。
関節を動かすのは筋肉なので、柔軟性や適度な強さのある筋肉が備わっているとよい歩き方ができます。
また、よい歩き方を続けることで、関節や筋肉のコンディションを整え、伸びやかでスリムでありながら、シャープに動けるパワーある美しいカラダを目指しましょう。