着地した脚は、その瞬間からカラダの重さを支えることが義務になります。

　重さを支える場合、なるべくひざを伸ばしておくことがポイントです。ひざが曲がったままだと、脚が短く見えたり、見た目の印象も悪くなります。さらに、重心も下がり動きにくさが加わるため、早く疲れるなどのデメリットがあります。

　そのうえ、ひざが曲がったままカラダの重さを支えると、中腰でいるときと同様に、脚には大きな負担がかかります。

　そのため筋肉は大きなパワーを必要とし、いつのまにか脚には必要以上の筋肉がついて「太い脚」になってしまいます。特に、太ももの前面や外側などの筋肉は、大きな力を強いられるので、たくましく太くなります。

　脚の筋肉太りを気にしている人は、一度歩く姿をビデオ録画してもらうといいでしょう。ひざが曲がったままカラダを支えているなら、歩くときに心がけて改善します。

　また、家では入浴後の筋肉が柔軟になっているときに、ストレッチをしておきます。床に脚を伸ばして前屈するストレッチで、腰から脚の後面の筋肉を伸ばすことを日課にしてみましょう。