〈4〉 傘をさしたときの歩き方
傘をさすと、どうしても背中が丸く前かがみになります。そして、ひざの曲がった歩き方になりがち。ひざを曲げたまま歩くと、蹴り出したひざは大きく曲がり、足裏は後方の高い位置まで上がります。
そのときに、ハネが上がります。そして、着地では足裏は高めの位
置から急降下します。その結果、パシャッと水しぶきが上がって、スカートやパンツの裾は水浸し、となります。
傘をさすときこそ、背すじを伸ばしましょう。そして、蹴り出しも着地も足裏の筋肉を1つひとつ丁寧に使う要領で、静かに歩きます。重心は上げておいた方が、蹴り出しも着地も静かに軽く行えますから、よりよいでしょう。