〈6〉 走るためにご飯は最適!?
マラソンの強い国は、日本のほかにアフリカ諸国、韓国などを思い浮かべる人が多いでしょう。多くの優れたマラソンランナーの国々の共通点は、米飯を食べること。
走るときのエネルギー源になるグリコーゲン量は、食事によっても差があります。筋肉100グラム中に含まれるグリコーゲンの量は、肉食で脂肪の多い食事をしている人は0.6グラム、ご飯をはじめとする炭水化物を中心にした食事をしている人では3.5グラム。かなりの差があります。
筋肉中のグリコーゲンがたくさんあれば、新たなエネルギーの生産が間に合わなくても、すでにあるグリコーゲンで長時間走り続けることが可能です。つまり、走ることに適したカラダになるのです。
ですから、これから走ることを本格的に考えているなら、脂肪の少ない食事を心がけて、炭水化物はきちんと(多量という意味ではなく、適量を)とりたいものです。
すなわち、脂分は控えめの和食中心が望ましい、というわけです。