〈6〉 ファッション別の歩き方
歩くことは一種の自己表現。美しく歩くためには、そのときのTPOにあわせたいものです。
ワンピースやドレスなど、エレガントな女性らしさを演出したいなら、まず「ウエスト」を意識します。ウエストを捻るようにして、左脚が着地するときには左の腰を少し前にひねって出します。ただし、上体はあまり動かしません。優雅さが失われます。
ワンピースやドレスでは、靴はハイヒールが基本です。そのため、腹筋に意識をしていないと、下腹が前に出てひざが曲がった歩き方になります。しかも、ワンピースやドレスは生地も薄く、ボディラインや脚の動きも外見にひびくので、より一層注意しましょう。
スーツのときもパンプスを履き、基本的な歩き方でいいでしょう。ただし、スーツはひざが見え隠れするスカート丈なので、ひざを心がけて伸ばすようにしましょう。ひざが伸びると脚がスラリと見えて、歩く姿はかなりイメージアップできます。
パンツルックのときは「腰は足の一部、方は腕の一部」という感じ、手脚が長くなった感じを思い描きます。そして、腰と脚を同時に前に振り出す要領です。脚を真っ直ぐ前に出さず、外から回して前方に運ぶと腰の負担になり、さらに、妙に勇ましく男性的な歩き方にもなってしまいます。
パンツルックのときは、腕の振りにも気をつけて、やや後ろに大きく振るように試みるといいでしょう。自然と背すじが伸びて、ステキに見えます。