〈7〉 走る習慣の効果
走ることが習慣になり、週3回以上走る機会があれば、いろいろな効果があります。
まず、心臓や肺を強くする効果があります。また、骨や筋肉を強く維持するためにも、走ることは有効です。さらにスタイルを若々しく保つことにもつながります。そして、いわゆる体力アップとか、スタミナをつけることができます。もちろん走ることを続ければ、健康的にスリムになれることは誰でも知っています。筋肉量も増えてやせるため、リバウンドもしにくいのです。
また、日ごろから走っていることで、食後に血液中の糖分が増えて血糖値が上がっても、脚の筋肉は「どうせ、また走らされるだろうから……」と、自主的に糖分を筋肉に引き込んで、血液中の糖分を減らします。そのため、膵臓から分泌されるインスリンを無駄に使わず、血糖値が下がります。それゆえ、走ることは糖尿病対策になる、といわれるのです。
また、高血圧も週3回以上を定期的に軽く走ることで最高血圧150mmHg が130mmHg 台に下がる場合もあります。もちろん、走ることを習慣にして高脂血症が改善されることもしばしばあります。
走ることが気分転換やストレス発散になっている人もいます。このような人々にとっては、メンタルの効果も大きいのです。