〈10〉 歩くための、靴下やストッキングの選び方
靴下やストッキングは、まず足のサイズに合っているものを選ぶことが不可欠です。さらに靴にも合っていることが大切です。
靴下は厚いものが暖かいのが原則です。が、厚い靴下を履いたために靴がきつくなったのでは、足先の血行が悪くなります。血行が悪いと、カラダの中心から血液とともに温かさが届きません。こうなると、反対に足先が冷えてしまうので要注意です。つまり、靴と靴下が合っていないといけない、というわけです。
古くなった靴下で、つま先が伸びてしまっているものを履いていませんか? 伸びてしまった靴下は、靴の中で滑りを生じる原因になります。そのため、滑ることを防ごうと安定感を出すために、ひざは曲がりがち。つまり、古い靴下はステキな歩き方の大敵なのです。
ストッキングは、つま先がきついモノを避けましょう。つま先がきついと、縦にも横にも圧迫されるため、歩きにくいばかりか、外反母址の原因にもなります。
特にサポートタイプのストッキングやタイツでは、つま先も圧迫されがちです。「脚を細くしたいから」と小さめのサイズを選ぶ人がいますが、これはナンセンス。足指がきちんと働かないと、美しい歩き方はできません。
脱いだときに、つま先がホッとするようなストッキングはやめましょう。