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〈10〉 歩くための、靴下やストッキングの選び方


第4章_靴下やストッキングの選び方.tiff 靴下やストッキングは、まず足のサイズに合っているものを選ぶことが不可欠です。さらに靴にも合っていることが大切です。

 靴下は厚いものが暖かいのが原則です。が、厚い靴下を履いたために靴がきつくなったのでは、足先の血行が悪くなります。血行が悪いと、カラダの中心から血液とともに温かさが届きません。こうなると、反対に足先が冷えてしまうので要注意です。つまり、靴と靴下が合っていないといけない、というわけです。

 古くなった靴下で、つま先が伸びてしまっているものを履いていませんか? 伸びてしまった靴下は、靴の中で滑りを生じる原因になります。そのため、滑ることを防ごうと安定感を出すために、ひざは曲がりがち。つまり、古い靴下はステキな歩き方の大敵なのです。

 ストッキングは、つま先がきついモノを避けましょう。つま先がきついと、縦にも横にも圧迫されるため、歩きにくいばかりか、外反母址の原因にもなります。

 特にサポートタイプのストッキングやタイツでは、つま先も圧迫されがちです。「脚を細くしたいから」と小さめのサイズを選ぶ人がいますが、これはナンセンス。足指がきちんと働かないと、美しい歩き方はできません。

 脱いだときに、つま先がホッとするようなストッキングはやめましょう。

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